背景

*母に損害賠償請求7000万円で挑む。勝ちとった額3600万円相当、被告のダメージ4300万円以上/裁判費用込(更新2019/8)。民事では勝ちました。ぜんぜん足りないです。被害総額は2億円。残り1億6000万円分の復讐をします(更新2023/1/24)*

私は元普通のサラリーマン。
母に求められた地代は一般的な借地料に対し3倍以上の高く、住宅ローンと同額以上。口約束で契約なし。地代を払わなければ土地を相続はしないと。母は「息子はお金を払わない!殺される!」などと外で大声をあげたり、妻への嫌がらせが始まります。姉たちや近隣の親族からも村八分にあいました。私はやむなく振込履歴残して支払いをはじめますが「金は受け取っていない」などとし、要求はエスカレート。警察へ詐取・虐待を受けたと私を通報し、私への相続遺留分放棄および地代請求を調停へ。母への支払い・借金の返済・妻の病気化で私の人生は崩壊。後に私は姉夫婦による壮大な相続計画があり、母に支払った金が所得隠しになっていた上に、母の持つ賃貸建物の管理・解体費用を全て私の負担になるように仕向られたことがわかりました。

日本の刑法には親族相盗例というものがあります。親族から詐欺・恐喝・横領といった犯罪行為を受けても刑罰は免除される法律(刑法244条)です。警察も弁護士も相手にしてくれないのはこの法律があるからでは?

私はそれでも母親を訴えます。私は母親に対し損害賠償請求訴訟を行いました。

訴訟救助の苦




 昨年8月に始める予定だった裁判が手続きを終えスタートしたのは今年1月。なんと、手続きにあたって6ヶ月も時間がかかってしまいました。私には母から被害を受けた借金があり、それを解決させる裁判ですから、この6ヶ月間は私の被害期間がさらに長くなる事になりました。返済は金利だけでも毎月20万円以上。かなりの額です。

 そして不運なことに、この6ヶ月も延長している最中、金融機関からの事業融資がストップしてしまったのです。
 名誉のために説明を加えると、私はこれまで9年間自営業をやってきて、売上前年割れはたったの1度。業績に問題はないものの、母による個人的な借金が大きくなりすぎて、そのために貸し渋られてしまったという訳です。破綻させるわけにはいきません。商売、全ての出費を極限まで節約せねばならなくなりました。私の生活も同じく1食200円以下で暮らします。
 人生最大に気が重い状況。趣味もやめ、美味しいご飯も当分いりません。 しかし伸びてしまった裁判、私は大切な人をまた失います。

 なぜ6ヶ月もかかったのか。私が、裁判費用の援助を法テラス・裁判所に求めたからです。予想をはるかに超える準備・審査期間が必要でした。
   裁判所や法テラスには裁判費用を支援する仕組みがあり私のような金に被害を受けた人間が利用できます。この支援には審査があり、通っても通らなくても、とてつもなく時間がかかるのです。私は3つの支援手続きを行いました。

 昨年6月、まずは法テラスによる「裁判費用の立替え」申請をしました。弁護士費用は「着手金+裁判報酬」があります。特に着手金は大きいので裁判踏み出せなかったりします。しかし、法テラスは条件さえ満たせばこの費用について立て替えをしてくれます。この審査は2週間ほどで終わり、結果は通過しました。ありがたいです。

 そして2ヶ月後の8月、裁判中に私の生活が成り立たなくなる可能性があるため、損害賠償請求の賠償額のうち、いくらかを先に受け取れるようにしようとする「仮払い仮処分」の申請を法テラスにあげました。 通常は交通事故などにより被害者の収入がストップするといったケースの保全用で、私のような身内の損害賠償で適用されるかは一か八かでした。2度行った審査は1ヶ月、提出用の資料作成に1ヶ月の計2ヶ月期間がかかりましたが、審査は2度とも通りませんでした。
 審査にあたり2名の法テラス所属弁護士と3人で面談をします。嫌な予感はしていました。これまで私は何人もの弁護士に裁判を断られてきたように、親族相盗や親子間の紛争は決着がつきにくく、弁護士がやりたがらない分野です。同様の反応をされてしまいました。
 法テラスは、裁判に負けた時のリスク(保全の担保金が没収される)を考え、かなり厳し目に審査をするようになったそうです。

 私の弁護士としては、この法テラスがどのように反応するのかは気になるところです。すんなり審査が通れば予定通りの訴訟内容にし、今回のように法テラスが渋った場合は、裁判所でも渋られる可能性があるため裁判の方向を見直し「訴状」を完成させます。8月から1ヶ月半かけ28ページに及ぶ訴状を完成させました。

 10月中旬、訴状を裁判所に提出をします。そして最後に地方裁判所による「訴訟救助」の手続きです。これは、裁判手続きに必要な印紙代について、裁判に勝てば被告が負担をし、原告は払わなくていい。とするものです。「裁判に勝てないわけではない」という烙印を裁判長が押さないとこの審査は通りません。そして2ヶ月後の12月あたま。無事通過の報告を受けました。私が提訴した訴状案件は内容が多く、またそのひとつでも認められないと審査は通らないと聞いていました。裁判官が判断するこの審査が通ったことで、勝訴の可能性が上がったように感じました。

 しかし、審議に2ヶ月弱も要した事は異常に長いです。それほど時間がかかるなら申請していなかったかもしれません。なぜなら、救助される印紙代は20数万円です。しかし、私が被告によって借金した金の返済は金利だけで毎月20数万円だからです。2ヶ月かかったため、私は裁判救助を求めたために40数万円の金利を余計に払うハメになりました。支援のために借金を増やすとは、馬鹿すぎる話です。普通1週間程度の審議、伸びたのは審議を担当した裁判官に訴訟救助申請の返答期日を設けていない地方裁判所の仕組みにあるのではないでしょうか。

 この金利の話からすれば、6ヶ月遅れた事で120数万円もの金利が私にのしかかってきました。3つの援助のうち、意味あるものは「弁護士費用の立替」だけで、5ヶ月近く無駄にしてしまいました。

 私の法律知識のない文章による申請で裁判いけるかどうかを判断し「仮払仮処分」を却下した法テラスの判断は、正式な訴状を元にした裁判所と異なりました。裁判所は法テラスの判断を覆して「裁判救助」を許可したのだから、法テラスは再々審議される仕組みがあってもいいのではと思います。

 6ヶ月は長すぎる。「裁判を受ける権利」は誰にでも保障されています。援助の仕組み、原告側の負担がより減るように変わってもらいたいです。

 仮払がなく、裁判が遅れ、融資がとまり、節約生活に入った今。体に変化がでました。現時点で体重8キロ減少です。昨年8月に裁判が始まっていればもう裁判は終わり、美味しいご飯を食べる生活にもどれたかもしれません。

 先週、たったひとりの7年務めた従業員が退職を申し出て来ました。既に1年。判決まで待てないのは私だけではありません。


長い長いみちのりです。早く裁判終わりますように。



 

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